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サーキュラーダイ

最新サーキュラーダイ

PVC,PE,PP,PET,PA等熱可塑性樹脂をパイプやチューブのような薄肉管やインフレーション法による未延伸、 延伸フィルム等の製造に用いられる丸ダイは長年にわたって改善改良が提案され実用化されてきました。 しかし、最近の市場要求の一つに従来からの厚み偏差、すじ、むら等の改善要求から物性の均一、均質性の要求という難解な条件が加わってきました。 弊社として数年前より全力を傾注し実用化にこぎ着け、それらの条件を満たすサーキュラーダイ特許第3568524号を取得しました。 この度開発したサーキュラーダイにより過去からの問題解決、軽減が可能になるとともに本題の物性の均一、均質性の改善が見られ、 更にダイ内滞留が軽減されグレード交換時間の短縮、ダイリップ汚れの軽減等が得られました。

本ダイの構成、特徴、仕様

本ダイは基本的なスパイラルタイプのサーキュラーダイです。特徴的にはスパイラル溝の外周面に沿って移動自在の回転リングを装着し、 回転リングとダイ本体との摺動部位から押出溶融樹脂を潤滑材として、排出流量の調節をしながら排出する機構を設けたスパイラルダイです。 本ダイはダイ内部の流路の乱れ、且つダイ内滞留を可能な限り少なくする条件を取りうる構造にあります。 それぞれの樹脂の持つ流動特性と温度及び押出量等の押出条件によって流路はダイ内で変化します。 その変化によって偏肉が生じたり、滞留劣化を惹き起したりしている事がよく観られます。 これらに対し本サーキュラーダイは、充分に検討された仕様の回転リングを正逆自在の適性回転させる事により、流路の変化による偏肉を抑え、 且つ滞留を軽減させる事がでます。 さらに、ウェルドライン発生の要因となる樹脂導入孔及びスパイラル分配孔の壁面が回転移動することにより壁面滞留樹脂が分散拡散します。 特に着色材或いは磁性体等に多く観られる欠点がこれらのことによりウェルドラインの消去が実現し、周囲均一・均質なフィルムを得る事ができました。 又回転リングと本体との摺動部位から使用原料を潤滑材として排出量を調整しながら排出する事によって回転リングと本体との焼き付きを防止するともに 褶動部位での滞留劣化の発生も防止できます。

応用事例、成果

均一・均質な物性を得られたことより、本スパイラルダイは現在成長期にある電子機材部品製作に採用され部品製造に使用されています。

今後の展開

問題の解決、軽減に大きく貢献することはメーカーとしての務めと考えています。 偏肉の向上は無延伸フィルムに限らず、延伸フィルムにおいても重要なファクターであります。 特にチューブラー延伸においては均一・均質は当然ですが、今まで均一・均質=原反の偏肉と結晶化度を言われていましたが、 さらに物性の均質性を充実させることによって、薄膜化と低延伸倍率の実現が可能となります。 これらの技術は新市場要求にも十二分に応えられると考えています。 是非とも従来市場としてパイプ、チューブラーフィルム、延伸フイルム等へご活用して頂きたいと思います。

プラスチック ハンダ 山口製作所 サーキュラーダイ